休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

アルケミスト

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。

夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ。夢を旅した少年サンチャゴの物語。世界22カ国で読まれているベストセラー。

久々に心洗われるようなやさしいお話でした。
夢は突然見つかるのかもしれない。
いや、正しくは見えるようになる、かな。

社会として、国家として、どういう夢を持ちえるか、ではなく、
社会の中で、国家の中で、どういう夢を持ちえるかを考えなくてはならない(個人が)。
そんな時代かと思います。
非常に困難で挫折してしまうこの難題に向き合うには、
個人として夢を追求することをまず前提に置けるかどうか、
ということが問われるのではなかろか。
そういうところで、自分に子どもがいたなら読ませたい。


春樹型の、素敵な小説だったと思います。
だから無理に意味を見出すのはよくないのかも。