若者を喰い物にし続ける社会
- 作者: 立木信
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 新書
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虐げられている本当の弱者は、老人でなくて若者である。「年長者ひとり勝ちモデル」を築きあげてきた年長者たちの罠にそろそろ気付かなくてはいけない。若者にとって真に必要な政策は何かを明らかにする。
非常に生きていくことが嫌になる本です。
少なくとも通勤電車の中で読む本ではない。
さて、老人は本当に弱者ではないのか、という問いについてですが、
僕はそう思います・・・つまり老人は弱者ではない。
一部を除いて。
いや、確かに生活に困窮している人がいることはいるだろうよ。
一部にそういう人がいることと、
だから老人全部を守らなければならないのと、それは違う。
不況の折、ボーナスもなく、手取り200万にも満たない給料で、
フルタイムで働くのは、額面の何%が老人にいっているからで。
戦後の日本の発展を支えた云々、あるかと存じますが、
とはいえ、残してくれたのは僕らの子どもの代まで続く借金、無能な政府・・・。
老人をいじめるな、と声を挙げながら、
手には高○屋、そ○う、三○のショッピングバッグ。
方や100均で生活用品を探す若者よ、ってか。
老人を守らなくてもいい、というわけではない。
しかし若者は喰われている。骨までしゃぶりつくされている。それを訴える人もいない。
訴えられないシステムが作られている、と考えるほうが正しいと思うけれど。
となると、武器になるのは既得権益に侵されていない領域。
安易にインターネットといいたくないけれど、
それぐらいしか思いつくものがないのも事実。まとめていけるかだよなー。