休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

君は永遠にそいつらより若い/名作の書き出し

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)
(2009/05/11)
津村 記久子

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ポトスライムの船で芥川賞受賞の津村さんの本。
初めて読みました。
太宰治賞受賞作品だそうです。

川原泉作品に出てきそうなイメージの主人公ホリガイさんですが、
当初のけだるい、ややもするとコミカルな感じは物語が進むに連れて、
力強さへと変わっていく感じがします。

君は永遠にそいつらより若い。
時間だけはどうしたって追い越せない、追い越されることはない、
いつだって若い方の味方なんだ、と終盤に勇気付けられる。
いつまでも若いままではないけれどもさ。


名作の書き出し 漱石から春樹まで (光文社新書)名作の書き出し 漱石から春樹まで (光文社新書)
(2009/09/17)
石原千秋

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どっかで読んだと思ったら、光文社のPR誌(本が好き!)に連載されていたのね。
読んだことのないものも多かったけれど、テクスト論に基づく読み込み、解釈の面白さが伝わってくる。
また読みたい本が増えてしまったじゃないか。