日本でやってるメジャーなラグビーのだいたい/ジャパンラグビー ファンブック/島田佳代子
本当に久々の更新です。ほったらかしになってしまって…。
さて、今年でライターっぽいことをやりだして2年になります。週末だったり、半休取ったりでちょこちょこ書き続け、いつの間にか20本ほど。今年もうまく続けていきたい。もちろんブログも、ということで今日はラグビー関連の本の紹介です。
ジャパンラグビー ファンブック エディーからジェイミーへ 日本代表の軌跡
- 作者: 島田佳代子
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2017/01/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者の島田さんは1999年から2007年までイギリスに住み、これまでにもサッカー専門誌での執筆実績に加え、ラグビーに関する本も書かれていた方。本書はサブタイトルに「エディーからジェイミーへ」とあるように、2015年ワールドカップまでと、それから・セブンズや国内の状況などを軸に、そこに携わった選手・裏方のスタッフの方、あるいはトップリーグチームのGMさんなど、様々な方へのインタビューを織り交ぜながらまとめられています。
本書の軸としてご紹介させていただいた日本代表の2015年~2016年、あるいはジャパンラグビーの現在と未来ということで紹介されているスーパーラグビー(サンウルブズ)、トップリーグ、学生ラグビーの状況については、普段からラグビーが好きで追いかけてます!という人には「知ってるよー」と思うことも多いかもしれませんが、改めて整理された内容として読むことはマイナスにはなりません。もちろん、ここ数年で最近好きになりました!という方には端的にまとまっていますし、専門誌よりも読みやすいと思います。そして何よりも本書の価値を高めているのは総勢20名を超えるラグビー関係者へのインタビューでしょう。現役選手はもちろん、普段なかなか目にすることのない選手を支える役目の方まで、いろんな話を読むことができます。
と、いうことで広くいろんな方に手に取ってもらいやすい内容で、一通り日本のラグビーの現在地と、その背景はどんな感じで成り立っているのかを覗くところまで。ラグビー専門誌はちょっと違うんだよなぁ…という感じを持たれている方には特におすすめです。
余談ではありますが、誤字・脱字がちょっと目につくのは残念…。背景がわからないので憶測ベースではありますが、編集の方もそんなに詳しくないのかな…。そういう人材不足も日本のラグビー界の課題だと、個人的には思っています。