休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

「関係の空気」「場の空気」冷泉彰彦

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

昨今話題の「空気」とはなにか?2006年6月に書かれたものなので、
KYという言葉が出回る前から書かれていたものだということをまず最初にアピールしておきたい。
KYという言葉が出てくる前からコミュニケーションには「空気」が確実に存在しており、
日本語におけるその「空気」の”強さ”は言うまでもない。
現代において「空気」は全てを支配するものであると考えることも出来るだろう。
で、そもそも空気とは何か?という問題について、
1対1の場合の空気・・・関係の空気、1対多の場合の空気・・・場の空気、
に分けて考える。この分けた点が何よりもミソではないかしら。
先行研究や(といっても、数えるほどもないけど)、デメリットだけではなく、メリットについても触れた上で、
じゃあ空気とどうやって付き合っていきますか、って話に持って行きます。

「空気」に関する分析はもちろん、「言葉」という面においても面白い本だったと思います。