休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

滴り落ちる時計たちの波紋

滴り落ちる時計たちの波紋 (文春文庫)

滴り落ちる時計たちの波紋 (文春文庫)

ありとあらゆる技法を用いる平野啓一郎が文学の底知れぬ可能性を示す9作。
どの作品も何度も読み、解釈を深めたくなる。
全体を通して「死」が通奏低音のように響き続けているように感じる。
「最後の変身」だけでも読んでほしい。
20世紀初頭に書かれたカフカがモチーフとなって、
現代を映す鏡として新たに再構築されていると思う。