ちょっと本気な千夜千冊虎の巻
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
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「図書街の蜃気楼」
文学、科学、宗教、芸術、思想、性・・・
ありとあらゆる「知」を集約した(と思われる)千夜千冊を、
さらに絞ってエッセンスを抽出した感じ。
千夜千冊が本文中に触れられている図書街であるならば、本書はその蜃気楼。
千夜千冊そのものについてはほんのわずかしか触れられていないが
(そもそも頁数が足りない!まったく言及していないものが半分ほど)、
しかしそれでも興奮する。
砂漠の蜃気楼に、人は夢を見る。
広大な知の砂漠を乗り越える勇気をくれる幻。
砂漠に埋もれた宝物を見つけつつ、いつか現実の街へたどり着きたい
・・・なんて書くとかっこつけすぎか。