休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

ロックンロールミシン


『GO』で2001年度の日本映画各賞を総なめした行定勲監督が、鈴木清剛三島由紀夫賞受賞同名小説を原作に、まるで自分のホームグラウンドに戻ったかのようなインディペンデンス・センスで撮り上げた青春映画。人生に行き詰まりがちなサラリーマンの賢司(加瀬亮)は、高校時代の同級生・凌一(池内博之)ら3人の若者に感化され、デザイナーズ・ブランドを立ち上げようという彼らの夢に加わるが…。
主人公は自由な生き方をうらやみ、その中に飛び込んでいくが、そこにはそれなりの不安や苦悩、絶望感も渦巻いていることに気づいていくさまが、繊細な映像センスで巧みに捉えられている。まるでロックンロールのように音を刻むミシン。『GO』に続いて行定作品を担当した、めいなCo.の鮮やかな音楽も効果を上げている。(的田也寸志

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『GO』の行定勲監督が、未来を夢見て奔走するクリエイターの卵たちの姿を描いた青春ドラマ。ひょんなことから上司を殴って会社を辞めた賢司。彼はデザイナーズ・ブランドを立ち上げようとする友人たちの手伝いをするうちに、その魅力の虜となっていく。

内容(「Oricon」データベースより)
同じ夢を見てファッション・ブランドを立ち上げた若者達。しかし、そこには理想だけではどうにもならない現実が待っていた…。“GO”の行定勲監督、出演に池内博之、りょうほかで贈る青春映画。

めぐりめぐって戻ってくる、変わらぬ日常、とでも言ったところ。
結局最終的には凌一も、賢司も(たぶん椿も、カツオも)物語のはじめとはあまり変わらない位置にいる。
日常は劇的にどうにかなるものではないけれど、
同じように見えるその日常も、何かしらかがあって、めぐりめぐって戻ってきた場所なのかもしれない。
それは決して大きな変化ではないけれど、前とは違っている。
そんな風景が描かれていると思います。


すがすがしいのだけれど、同時に何かが変わっても、変わっていなくても、
やはり時間だけは過ぎているということを、感じる最近です。

原作を読んだのは高校生の頃。
今のほうが感じるところが多そう。また再読しよう。

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(2003/05/21)
池内博之りょう

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