本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本
本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 (2009/03/19) 内沼 晋太郎 商品詳細を見る |
本を巡る活動が、今面白いと思う。幅さんをはじめ、この本の著者内沼さん、ベテランでは松岡正剛。
いろんな人が紙の束としての本について、その機能、意味、価値、あらゆる面を問い直し、問い質している。
それは電子化やら、不景気やらいろんな要因によるものだけれど、
当たり前として受け入れてきたものを考え直す機会という点において、
本にとって決して不幸なことではない、と思う。
紙屋もまた、本の未来を作るために積極的に関わっていかねばならないけれど、
業界の体質やらしがらみやらでまったく何もできていないのが現実。
そうこうしている間に紙屋は置いていかれるだろう。
本当に本が好きで、本について真剣に考えている人たちに。
そのなかで紙が果たせる役割について、という視点においても、また。