休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

オールブラックス戦、決まるも、エディーさんご立腹の巻。

2013年11月2日、彼らがやってきます。

日本代表 11月に世界王者ニュージーランド代表と対戦決定|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。

おそらく前回のウェールズ同様、若手中心?という予測もありますが、
こちらも同様にテストマッチとして認定される試合。
ジャパンと世界最強・オールブラックスの正式な国際試合として、行われます。

この春〜初夏シーズンで、ウェールズから歴史的な勝利を挙げたジャパン。
さらに国内のラグビーへの注目度を集めるためにも、勝つつもりで準備をしたい。
もちろんまだ来日メンバーも決まっていないので何とも言えませんが、若手主体ならもしかして、ということもある。

で、この夏が終わればトップリーグや大学リーグも始まるとはいえ、
やはりここに標準を合わせて、ジャパンの強化を行いたいところなのですが、こんなニュース。

オールブラックス戦決定会見後のジョーンズHCは「ハッピーではない」|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)

要はトップリーグや大学リーグがあるので、そっちを優先する、
ということで、代表の合宿とか練習に参加できない、と言ってきた選手がいる、
(参加させないと言ってきたクラブがある)という話。

今回の合宿は7月15日〜19日の4日間。狙いとしては
【各選手がクラブですべき鍛錬を実践的に把握させたい意思が、ジョーンズHCにはあった(リンク先より)】。

大学リーグ、トップリーグが日本のラグビーを支えてきたことはきっと事実。
その中で培われてきた歴史や伝統ももちろんあって、彼らは彼らで勝たなくてはいけない試合もあるんでしょう(早明戦とかね)。

ただ結局、
代表軽視⇒代表弱い⇒人気出ない
大学ラグビーとか、トップリーグでの企業動員に頼るしかない⇒代表軽視……
の悪循環がずっと続いてきたのでは??とか、そういう「伝統」からフラットなラグビーファンの一人としては思うわけです。
(もちろん代表軽視と代表が弱いことと、どっちが先か、ということもあるとは思いますが。)
で、それで大学ラグビートップリーグに客は来てるの?という気もするし。


この春シーズン、ジャパンが強くなってきた、その陰には間違いなく「練習」の成果があると思います。
(代表的なラグビージャーナリスト、村上晃一さんもそのことに触れています)
ラグビー日本代表、歴史的勝利の価値とは。(村上晃一) - 個人 - Yahoo!ニュース

当然エディーさんもずっと代表で集まって練習できるとは考えていないだろうけど、
やりたいことは、代表の「練習」を持ち帰って、トップリーグで勝つことを目的にするのではなく、日本のラグビーが強くなること。
つまり秋のオールブラックス戦・スコットランド戦へ照準を合わせた水準の「練習」をそれぞれのクラブでやること。
そして、日本全体のラグビーの水準を上げていくこと。そういう気持ちでやっているのだと思う。


今日本のラグビーとして目標をどこに置くべきか、と言えば、間違いなく2019年のワールドカップ開催じゃないの?
「それまでに」ラグビーの人気を高めていくことじゃないの?
このシーズン、それぞれのクラブが、それぞれのステージで優勝すること、勝つことももちろん大事なんだけれども、
大きな視点で、それこそちきりん女史が言うような大局観を持ってほしい。

そんなことを思ったニュース。


結果、海外に出ていける選手も増える⇒ジャパンが強くなる⇒人気が出る⇒大学や企業で動員しなくても観客が集まる
の好循環になるといいなぁ、などと妄想します。
妄想といえば、ジャパンでスーパーリーグに遠征とかできると面白いのになぁとか。