休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

今さら感はありますが試合レビュー。160312 サンウルブスvsチーターズ

勝てそうで勝てなかったチーターズ戦。テレビで見ている限りでは前後半でガラッと、というわけではなかったように見えたけれど、改めて見てるとチーターズの攻め方が少し変わってたりしてて、それに対応しきれないままズルズルと、気が付けば逆転されてしまったような、なんとも惜しいなぁ…という展開でした。

 

ちゃんとまとまった試合の詳細なレポートは例えば以下のようなレポートにお任せするとして、試合の流れと所感を改めて整理しました。

(時間はテレビのなので公式とのズレはご容赦ください。ってかセットプレーとかだと、公式のタイムはそのプレーが終わった時間になるのだという基本的なことを勉強しました)

rugbyjapan365.jp

 

3分 中央付近でのスクラムから日和佐→ピシ→田村が2人寄せてバックハンドでパス→フィルヨーン→山田で2人かわしてトライ(7-0)

6分 デュルタロが2人に絡まれてノットリリース→PG(7-3)

9分 カークのハイタックル→PG(7-6)

13分 自陣10mぐらいでキングスのオブストラクションから、ピシが蹴ると見せかけてラン→キックパス→フィルヨーンがキープ→立川→山田でトライ(14-6)

 

山田がキレッキレでしたね。その後もフィルヨーンの深いキックオフにチェイスしたり、試合を通してカッコよかった。

その後はスコアはしばらく停滞。 

 

24分 キングスWTB ピーターセンの裏へのキックにカーク、笹倉とも前に詰め気味だったためか突破されてSOマレーのトライ(14-13)

34分 ピシのタップキックに田村と立川が反応、田村キャッチ→山田がトライ(21-13)

37分 田村、稲垣、デュルタロらの突破で相手ゴール10mぐらいまで迫り、日和佐→ピシ→アングル変えてフィルヨーン→堀江がトライ(28-13)

 

ここまでは完璧と言っていい流れだったように思います。 

で、後半。チーターズはFW3人、BK1人の計4人を入れ替え。

 

41分 笹倉が持ち込んだところでホールディングをもらい、ピシのPGで加点(31-13)

44分 自陣ゴールライン前でディフェンスが続く。で、ラックからジャッカル→垣永→ランで前に出るもフォローが無く、22mライン付近で再度相手ボールに→突破されてキングスがトライ(31-20)

 

垣永のランはちょっと強引だったかなぁ。テレビで見る限りフォローで来てたのはデュルタロのみ。ディフェンスが続いていた局面だし、一度切ってもよかった気がします。映像は見切れていたけれど、もう一つ外に笹倉もいたんじゃなかろうか、とか。せっかくバックスに蹴れる人が多いのに、もったいないと思えてしまう。

この辺からチョークタックルで相手にボールを奪われたり、相手SOマレーのハイパントへの対応などでちょくちょくミスが目立ち始めます。とはいえ、ミスが多いのは相手も同じだったのですが…。

 

53分 またもSOマレー。3人かわしてトライ(31-27)

56分、59分と相手ミスでもらったPGを外す(ピシ、田村)。ここが痛かった。

 

このあと10分ぐらい攻められっぱなしの時間が続くも、よく守りました。印象が強いのはカーク、稲垣、立川らですが、よくここまで整備したなぁという感じ。ゴール前のスクラムなどもなんとか防いでいたものの……

 

70分 ラインアウトからのモールに対して、カークがコラプシングでシンビン。

71分 再度モールからチーターズが逆転トライ(31-32)

ボールを保持できないまま試合終了。

 

うーん、改めて残念。そのうち勝ちそうな気はするけれど、だんだん疲れも溜まってくるし相手も研究してくるし、でしょうから早く一勝が欲しいところ。一つの勝ちがもたらす自信、効果がどれほどのものか、2015年に僕らは改めて知ったわけで。リーグ戦でまだまだ先は長いし、始まる前は全敗も覚悟だろうとか思っていたけど、いつの間にか欲張るようになってきました。でもそれだけのチームだな、と思えることが嬉しい。応援したくなる。

 

 

 ・気になったところ

1.キックオフ

この試合は田村、ピシ、フィルヨーンの3人が蹴りました。

 

スタートのキックオフは田村。向かって右側、15mぐらいに蹴りこむ。

2本目はピシ。向かって左側。自分たちでキャッチできる位置に蹴りたかったのか、手前に向かう回転もかかったキック(そもそもミスキック?)。ダイレクトで出てしまう。

3本目はフィルヨーン。向かって右、ゴールまで10mぐらいの位置へ深く蹴り込む。

4本目もフィルヨーン。その前と同じ感じ。

後半

1本目はフィルヨーン。同じく深めですが、今度はやや中央に

2本目は田村に。右22mライン手前、ということでスタートと同じ感じでした。

3本目はもう一回フィルヨーン。深めを狙ったと思しき長いキックは残念ながらダイレクトで外へ。やや脚を引きずる仕草も。

 

それぞれのキッカーで蹴り込む位置がある程度決まってるので、今度直接見るときはチェイスをどうしてるのかにも注目してみようと思います。

 

2.交代枠

スタメンに比べると…という話はトップリーグ選抜戦のときからあったけれど、戦略的にどんどん代えてくイメージのあったジャパンに比べると、あまり攻める交代ができてないイメージ。逆に言うと特徴の立った選手がいない。

例えばデュルタロをリザーブに回して後半20分のインパクトプレーヤー枠にするとか、どうだろうか。

 

3.危機管理のイメージ

要は垣永、というと彼1人を責めるようなので語弊があるけれど、堀江1人に頼るのではなく、個々の判断が磨かれてゆくといいなぁ、と。

 

 

と、言うわけで長々と書いてきたけれど明日のメンバー発表、週末の試合が楽しみです。いけるよ!そろそろ勝とう!