佐藤卓 展 「2つの実験」
「KATANA」という工作機械を使って薄い紙を積み上げて試みられた2つの実験。
実験1の「紙と文字」は文字の質感を取り戻すという意図、
2の「紙と映像と音」は形と表面の関係について考え直す、と大雑把に言えばそんなとこだと。
1は「にほんごであそぼ」とかに出すといいんじゃないかな。
2はなかなかおもしろくて、認知というものにおける「表面」の影響力みたいなものを感じました。
白い人形の形に積み上げられた紙は、その形だけではたんなる「形」でしかないんだけれど、
投射された色などの「表面」によって、人形に見えるようになる。
それによって何物かになるというか、まぁ認識が変わるわけで。
そういう気づきがおもしろかったです。
ギャラリー巷房にて。
http://www.spinn-aker.co.jp/kobo.htm