休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

2009-01-01から1年間の記事一覧

どういう種類の映画としてみるのか。/戦場でワルツを

あらすじ 1982年、アリ・フォルマンは19歳のイスラエル軍歩兵だった。2006年に彼は兵役時代の友人と再会し、レバノン内戦での経験と関連した悪夢について聞かされる。フォルマンは自分自身がその頃の記憶を失ってしまっていることに気付き、しばらくしてサブ…

買ってしまった。

K.Yairiのアコースティックベース。 しかもフレットレス。 しかもフレットラインなし。でも、とても面白い音がする。 音感が鍛えられそうな予感がします。 年明け早々に予定してるのには間に合わなさそうやけど、 いつかレコーディングで使うんだー。

「産みの苦しみ」とでも言いますか/1000の小説とバックベアード

1000の小説とバックベアード (新潮文庫)(2009/12/24)佐藤 友哉商品詳細を見る小説とは何か、を問い続ける小説。 物語の中で行われる自問自答、あるいは「小説」に対する絶望、希望、 そういったものは全ての創作活動に付きまとうものだと思うけれど、 「言葉…

美術館という場と調和して/内藤礼「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」

神奈川県立近代美術館 鎌倉内藤礼という人の作品を初めてみたのは去年のトリエンナーレ。 三渓園の一角に、ただ吊り下げられた一本の糸が、電熱器によって起こる空気の渦に漂うインスタレーション。 そして今回もまた、「作り」としては単純なものたちで、独…

ディスカバーのデジタルブックストアがすごい。

PCでは立ち読みができます。「立ち読み」ボタンをクリックすると3分以内で自由に閲覧が可能です。ただし3分を過ぎるか、一度立ち読みウインドウを閉じると、24時間は同じ書籍の立ち読みができなくなりますそんな、ディスカバー21のデジタルブックストア…

片道で一回読めてしまうボリューム/額に汗する幸福論

本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論(2009/12/15)本田 直之しりあがり 寿商品詳細を見るあっという間に読み終えてしまいました。 読むというよりは、見る、ぐらいの勢いでどんどん進んでしまう一冊。この一冊で人生がどうこう!!って言うよりは ふとした…

年末。年の瀬。

この時期になるとこの歌が聞きたくなります。 仕事もあと一週間。 今年もあと2週間。 関西に帰るのは3日間だけやけど、待ち遠しいです。

トレーニングすれば、僕にも見えるようになるんだろうか/THE OUTLINE

見えていない輪郭展 深澤直人 藤井保 http://www.2121designsight.jp/outline/index.html深澤直人の手がけたプロダクツが(ほぼ)一堂に介し、藤井保が写真に収めたそれらと共に展示。 深澤直人のデザインは、いい意味で驚かない。 例えばこれまで眼にしたこ…

提起している問題はわかるけど/名ばかり大学生

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)(2009/12/16)河本敏浩商品詳細を見る途中で放棄してしまったのに、こういうのもなんですが、微妙です。 まず全国学力研究会のテスト結果を示し、これでも大学に行ける現状についての問題を提起、 加えて少…

本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本

本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本(2009/03/19)内沼 晋太郎商品詳細を見るnumabooksの考え方と軌跡。本を巡る活動が、今面白いと思う。幅さんをはじめ、この本の著者内沼さん、ベテランでは松岡正剛。 いろんな人が紙の束としての本について、その…

アンヴィル!

不思議なまでの見終わった後のさわやかさ。 最後の日本でのライブ映像なんかはぞくぞくっとした。続けてきたこと、それが力、と言いますか、 飽きっぽい自分には真似できない。BUCK−TICKの22年は相当すごいなーとか思ってしまってんけども、 不思…

本の美術史

本の美術誌―聖書からマルチメディアまで(1995/01)中川 素子商品詳細を見るかつて、本は神聖で不可侵なものであった。 美術のなかで「本」がいかに表現されてきたか、を追っていくうちに、 「本」が示すもの、それが象徴するものについて追っていくことにつな…

新教養主義宣言

新教養主義宣言(1999/12/25)山形 浩生商品詳細を見る著者の言うとおり、これは著者の過去の文書を集めただけのもの。 でも同時に20年以上の耐用年数がありそうだと感じたことも事実。 ここに書かれている問題やら議論やらは10年以上とくに進歩も見せていない…

わかったつもり

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)(2005/09/20)西林 克彦商品詳細を見るたぶん一回の量は少ないけど、4年で18刷と地味に売れ続け、最近平積みされているこの本。 「わかる」という状態はどういうもので、それはどういった過程から生ま…

Yellow Morning  Luck and Pluck

Yellow Morning(DVD付) 2曲目で一気に惹き込まれた。 カッティングから、リズム、リリック、そんで世界が拡がっていく。Luck and Pluck そんで最新作。 こちらはより穏やかで落ち着いてるイメージ。

道徳の系譜学

道徳の系譜学 (光文社古典新訳文庫)(2009/06/11)フリードリヒ ニーチェ商品詳細を見る非常に時間がかかりましたが、なんとか読了。 いちおう論文形式ということもあって、ほかのニーチェより格段に読みや すいけれども、苦戦したことは確か。自らを「よい」…

人生食堂100軒

人生食堂100軒(2009/11)小山 薫堂商品詳細を見る読了というか、一通り見終えたというか。 わかってはいたけれど、自分にはなかなか縁のないような「ちゃんとしたレストラン」がほとんど。 いつかこういう店の似合う大人になりたいと思うけれど、まだまだ先か…

おと・な・り

ホンマのストーカーは岡田君じゃないのか。 ってネタは置いといて。「おとなり」ではなくて、「おと な り」なんですね。 音が鳴るってのもかけてる。 それに代表されるようないろいろ伏線・・・うまい具合に、ミエミエじゃないけど、 終わった後ちゃんとわ…

日本でいちばん小さな出版社

日本でいちばん小さな出版社(2007/05/01)佃 由美子商品詳細を見る日本でいちばん小さな、でもトーハンと日販に口座を持ってる、出版社の奮闘記と言うか。。 出版という業界をある意味では読者に近い視点から見てはる、その切り口が面白いし、 大げさに言うな…

印度放浪

印度放浪 (朝日文庫)(1993/05)藤原 新也商品詳細を見る言葉にしてしまうのが難しいのですが。 例えば、僕がいかにインドに旅することに不可能性を感じたか、 なんだかんだと、この温室から抜け出したくないのだ、と気づいたりとか。高木正勝を聞きながら、眼…

RawLifeMusic

RAW LIFE MUSIC(2004/04/21)Caravan商品詳細を見る最近お気に入りのCaravanの1stアルバム。 粒ぞろいだと思う。 バンドのメンバーにライブ盤を借りてからはまっているんだけれども、 そのときに気に入った曲がたくさん入っていて。 7〜10曲目の畳み掛…

戦略の不条理

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)(2009/10/16)菊澤研宗商品詳細を見る真に「合理的な行動」とは物理的世界、心理的世界、知性的世界の三つの側面を持つものであり、 これら全てを考慮に入れた戦略、つまりグランド・キュービック・ス…

闇の奥 ドラママチ

闇の奥 (光文社古典新訳文庫)(2009/09/08)ジョゼフ コンラッド商品詳細を見るわりとスムーズに読めた。 情景が浮かびやすかったというか。 「自らどんな体験であれ、生で感じたままを他人に伝えるのは不可能だ― 生の感覚こそが、その経験の真実であり、意味…

この自由な世界で

この自由な世界で [DVD](2009/04/03)キルストン・ウェアリングジュリエット・エリス商品詳細を見るあー、重かった。 久々に重たい映画を見た気分です。 主人公アンジーが垣間見せる優しさが、現実をより残酷に見せて、というか、 「まっとうに」生きることの…

できそこないの男たち 東大で教えた就職学 ハタチの原点 歎異抄

できそこないの男たち (光文社新書)(2008/10/17)福岡伸一商品詳細を見る読み物として面白かった。 遺伝子のただでさえ想像するのが難しいような、 そしてその道を勉強したことのない人にはとっつきにくい世界での発見と、その解説。 AはBという性質を持っ…

デトロイトメタルシティ

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD](2009/02/13)松山ケンイチ加藤ローサ商品詳細を見るバカバカしさ満点で、こういうのをB級映画って言うのかなぁって。 終わっていないマンガを映画にしているので多少強引さは感じるけれど、 マ…

希望学1

希望学1 希望を語る(2009/04/04)東大社研商品詳細を見る書いたのに消えちゃったよバカ。 またじっくり読みたいね。

東南角部屋2階の女

東南角部屋二階の女 (プレミアム・エディション) [DVD](2009/05/02)西島秀俊加瀬亮商品詳細を見るんーー。 悪く言えば、ミニシアター系の邦画って感じを抜け出してない気がする。 この手の映画の空気が好きな人はいると思うし、 キライではないんだけれど、…

君は永遠にそいつらより若い/名作の書き出し

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)(2009/05/11)津村 記久子商品詳細を見るポトスライムの船で芥川賞受賞の津村さんの本。 初めて読みました。 太宰治賞受賞作品だそうです。川原泉作品に出てきそうなイメージの主人公ホリガイさんですが、 当初のけだ…

おいしい店とのつきあい方

おいしい店とのつきあい方 (角川文庫)(2009/08/25)サカキ シンイチロウ商品詳細を見る外食産業のコンサルタントとして活躍する著者が、 「レストラン」を楽しむための方法について体験談などを交えてライトに語った一冊。 僕はどうしても「〜だよネ」ってい…