休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

6月のスコットランド、来日メンバー発表。

 

ヤバい。フルメンバーです。

15年ワールドカップのメンバーと比較という意味ではRugby Repubulicの記事が簡潔にまとまっています。


スコットランド代表来日予定メンバー
【PR】アラスデア・ディッキンソン◎、WP・ネル◎、モリー・ロー、ロリー・サザランド
【HO】ロス・フォード◎、スチュアート・マキナリー、フレーザー・ブラウン○
【LO】ジョニー・グレイ◎、リッチー・グレイ○、ティム・スウィンソン
【BACK LOW】ジョン・バークレイ、デイヴィッド・デントン◎、ジョン・ハーディー◎、ジョシュ・ストラウス○、ライアン・ウィルソン◎

【SH】グレイグ・レイドロー◎、ヘンリー・ビアゴス
【SO】フィン・ラッセル◎、ルアリー・ジャクソン
【CTB】アレックス・ダンバー、ピーター・ホーン○、ダンカン・テイラー
【WTB】ダミアン・ホイランド、ショーン・マイトランド○、トミー・シーモア◎、ティム・ヴィサー
【FB】スチュアート・ホッグ◎

※名前のうしろの◎はRWC2015日本戦での先発。○は途中出場

 

6か国対抗メンバーずらり。スコットランド代表、来日予定メンバー発表。|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)

 

ワールドカップの日本戦出場メンバーでなくても、シックスネーションズでも活躍した面々含め、フルメンバーがそろっています…。2013年に来日したウェールズ代表のメンバーが若手中心、3分の1がテストマッチ未経験者だったことを思うと、本気を出してくれるようになったんだなぁと感慨深いとともに、準備状況を思うと不安全開…。

 

日本のメンバーは本日発表ですが、メンバー(すでにリーチは不参加、山田や福岡・藤田も7人制なのかな?)はもちろん、かたやこないだシックスネーションズでがっつりやったメンバー、かたやHCは代行、コーチもよくわからない、招集も直前。少なくともセットプレーでは苦戦するんだろうなぁ…。とすると、結果は推して知るべしなのか。いい意味で期待を裏切ってくれることを願うばかりです。


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本旨とは外れるのですが、スコットランド代表のジャージがおしゃれ。襟があって、さりげなくタータンチェック

 

武蔵野市のラグビーイベント「Sports for All」を取材しました。

先日イベントの概要を紹介させていただいていた武蔵野市のイベント、「Sports for All★ラグビー」、取材に行ってまいりました。

好天にも恵まれ、300人近い子どもたちと、その親御さんらを中心に、大勢の参加者でにぎわいました。

 

目の前の選手に大人も子どもも大興奮。武蔵野市でラグビーイベント開催。|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)

 

廣瀬さんやホラニ選手はもちろん、冨岡さんは特に現役時代を知るお父さんたちに大人気だったように思います。

 

イベントそのものはいい意味でゆるいというか、のんびりした雰囲気があって、気持ちがよい日曜日でした。廣瀬さんはGW中は色んなところに引っ張りだこだったようですが、疲れた顔はまったく見せず。

 

 トークショーのあとのクラブチーム同士の試合も、80分のフルタイムで実施。

記事にも書かせていただいたマンダラ東京ラグビーフットボールクラブ・45歳のウイング、清水さん。

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「とにかく一度近くで見たかった」という廣瀬氏の要望もあって、敢闘賞!

 

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ヘッドキャップの選手が清水さんです。80分間攻守に体を張ったプレーを見せてくれました。細かいことは置いといて、単純にすごい。

 

 

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試合は後半38分にマンダラ東京が1T1Gを返し、33-29と大接戦。大いに盛り上がりました。

 

サンウルブズに思うこと。

2016年4月23日、サンウルブズの初勝利を見届けました。見ていて熱くなる試合、喜びと、ほっとしたような気持と、そして次戦への期待……となっているわけですが、チーム発足、そして連敗中に改めて出てきていた疑問が消えたわけではありません。試合での戦略、戦術、細かいプレーの選択……そういった話ではなく、勝ちが得られない中で改めて考えてしまった、「サンウルブズというチームってそもそも何を目標にしているんだっけ?」という話です。

1つの勝利がもたらす喜びの大きさで埋もれてしまわないうちに、あらためてサンウルブズというチームについて思うところを整理しておきたいと思いました。

 

 

まず、サンウルブズの第一の目的は、参戦前から岩渕GMが言うように、2019年W杯とその後をにらみ、ティア1と呼ばれる強豪国とのテストマッチが難しい中で、レベルの高い試合を少しでも増やすことを通じ、代表を強化していく、ということにあると考えています。

では本当に代表の強化につながっているのでしょうか?まずチームという目線では、現時点でこの目的が達成されているのか測ることはできないでしょう。4月30日からはじまったアジアラグビーチャンピオンシップ、6月にはスコットランド戦、11月…とテストマッチも予定されていますが、現時点では中竹氏がHCを代行、次期HCのジェイミー氏は9月から、という状況ですし。

※アジアラグビーチャンピオンシップは、当初6月のU20チャンピオンシップに向けてそのカテゴリの選手たちを中心としたメンバー構成で挑む予定でしたが、「色々あって」サンウルブズでなかなか出場機会を得られていない選手、あるいはサンウルブズも含めてスーパーラグビーに参加していないオーバー20の選手も加わった編成になりました。6月のスコットランド戦も含めたアピールという側面もあったからか、点差が開いても締まった試合になっていたように思います。そういう意味では全体の底上げにはつながっていると言えるかもしれません。

 

ではほかの要素ではどうか。チームとしてのレベルアップを見るのは難しいと思うのですが、個人にスポットを当てた時、2015年大会のメンバーから、次の世代・新たに代表となってほしいと思える選手は見えてきているでしょうか?例えばトンプソン=ルークが代表引退を明言し、「特別な人」均ちゃんにいつまでも頼れないロック。4年間、ほとんど五郎丸しか務めなかったフルバック……。残念ながら現状ではサンウルブズスタート前からITMカップで活躍していた茂野を除けば、カークがジャパンを選んでくれたらいいな、ぐらいの発見しかないのが正直なところではないでしょうか。笹倉や山下らをフルバックで試せていないこと、スタンドオフ、センターを務める面々が年齢層も含めて固まりがちなのも気になります。

もちろん、ここにはそもそものチームメンバーの話もあり、現時点でハメッドHCを責める話でもなく(まずもってセレクションに関われていない)、勝つためのメンバーを選んでいく中で2015年メンバー以外の選手がなかなかポジションを奪えてない、という問題もあれば、ケガの問題もあるでしょう。育成と勝利を両立していくのはどんな種目のスポーツ競技にあっても、難しい問題です。例えば前節対戦したジャガーズは、サンウルブズに敗れ、シーズン前はプレーオフ争いのダークホースと呼ばれながら、いまだ1勝しか挙げられていない苦しい戦いが続いています。一方でチームに登録したメンバーのほとんどが1度は試合に出場しています。これはチームとしてアルゼンチン代表を強化すること、が第一の目的にあって「少しでも多くの選手に自分たちが到達したいレベルを体験させよう」という意図が現場と運営側で共有されているからこそできていることなのではないでしょうか(根拠となるようなインタビューや記事はないのですが…)。

ようやく1つ勝てた今、次節以降をどういったメンバーで戦っていくのかが、この要素をどう評価していくかのポイントになると思います。それによって、チームとしてどういう優先順位を持っているのか明らかになってくるのかな、と思います。そのとき、ハメッドHCら現場、チームを運営するジャパンSR、そして日本協会で違う方向を向いていないことを祈るばかりです。「プロの指導者として勝利が最優先」は決して自明のことではなく、プロであるならばなおのこと、チームとして「どこを目的地とするかを共有できているのか」という話ではないかと思うのです。

 

 

そうした話にもつながって、もう1つ気になってくるのは来期以降のサンウルブズです。選手、コーチ、スタッフ全員にかかわって、きちんと「残りたいチーム」になれるような体制づくりは進んでいるのでしょうか?

例えば、キャプテンの堀江は「ほかにもいいオファーはあったけれど、日本のラグビーのためにという思いでサンウルブズを選んだ」という趣旨の発言をしています。これって日本のスポーツ新聞なんかが大好きな「男気」なのかもしれないですが、健全な話ではないですよね。それこそ選手個々の男気に頼って、いつまで続けることができるのでしょうか。

参加カンファレンスが南アフリカになってしまっていることに起因するような問題は難しいかもしれませんが、ワールドカップ前にエディーとの衝突の一因になったという選手の待遇(サンウルブズだけではなく、日本代表も含め、ですが)は改善されるのでしょうか?あるいは、一部で指摘されているような選手に練習時間変更の連絡が来ないという信じられないような運営体制の問題。さらに重大な日本代表との関連性……代表選手はサンウルブズに、という話はどうなっているのでしょう。特に最後の問題が9月以降まで置いておかれたとしたら、代表を第一優先に考えている選手がこの話が決着する前に他チームからオファーを受けた場合、どう考えればいいのでしょう。

 

 

ワールドカップ直後の今期、なかなか時間が取れなかった家族のことを優先した選手の選択も、来期は状況が変わることもありうるでしょう。カンファレンスを移れないか、といった話もしてはいるようです。発言力という意味ではチームが強くなることも優先しなくてはならないでしょう。まして、契約の話や運営の話は、試合や競技そのものではない以上、表に出ない、出せないこともたくさんあって当たり前だとは思います。

私自身、フルタイムでラグビーに関われておらず、ましてサンウルブズや代表などの取材は行っていないため、得られる情報に限りがあるのが正直なところです。加えて今回挙げた疑問、とくに後者の来期の話は今すぐ何か動きがあるとは思えません。しかし、だからこそ、これらを1つの勝利で忘れることなく頭の片隅に置いておきたいと思うのです。

 

 

最後に、少しだけですがサンウルブズについて考えるためのヒントになりそうな記事を。

 

サンウルブズ、山田章仁&真壁伸弥の追加招集が日本人じゃない…って、違うから!【ラグビー雑記帳】(向風見也) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

代表強化担当者に聞く日本ラグビーの未来19年のW杯に向けたプランと展望 - スポーツナビ

 

4月28日(木)報道ライブINsideOUT エディージャパンを越えろ!日本ラクビー次の一手とは - YouTube

 

連写、連写。息継ぎしないα6300(サンウルブスvsジャガーズ戦)

ついに、一つ勝利を得ることができました。サンウルブスの話です。

お互いに「?」がつくジャッジがあったり、相手のミスも多かったり…でしたが、一つ勝てたことが何より。一日たって、うれしいという気持ちから、ホッとしたような気持になってきました。

真価が問われるのはこの後、そして来シーズン。ジャガーズはメンバー全員が試合を経験できるように出るメンバーも毎試合工夫しているようですし、そういうところにも彼我の差を感じたりする。運営のこともいろいろ疑問はあって、そこはどこかのタイミングでまとめたいと思っています。

 

さて、今日の本題(?)は新しく買ったカメラの話。これまでソニーNEX-6、もしくはNikonD90を使っていたのですが、いずれも数年前のカメラ。ぼちぼち行きつくところまできたのかな、という感じがあるのですが、日進月歩のデジタルカメラの世界にあって、新しいカメラが欲しいと思う気持ちが徐々に高まっていました。

で、先日購入したのがα6300。

www.sony.jp

「世界最多のAFフォーカスポイントを誇る、APS-Cフラッグシップ」…というと、カメラの情報を追っかけてない人にはなんのこっちゃという話になりますが、要はオートフォーカスの早さをさらに追及したことを第一の特徴とする最新のミラーレスカメラです。

イベントなんかで写真を撮るときは、昔ながらの大きいカメラを持っているほうが周りから気を遣っていただける、という事実は間違いなくあって、NikonのD7200やD500といったモデルも最後まで悩んでいました。が、価格や使い勝手のバランス、液晶のチルトの有無、自分のレンズ資産など、いろいろ加味してα6300を選びました。

 

で、初の実戦投入がこないだの試合だったのですが、まだ細かい設置もしきれず、試合に熱くなりながら、で正直カメラの性能を活かしきれなかった実感しかないのですが、まず何よりも驚いたのは連写性能。とにかく息継ぎしない。ながーーく撮れます。これまでは例えばセットプレーから撮り始めると、1つ目のラックができるぐらいで連写が止まってしまう(息切れしてしまう)のですが、もうずーっと追いかけられるような感じ。GIFアニメたくさん作れる気がします(そうじゃない)。

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 例えばこの写真は、実は起点になったスクラムから、ピシ→立川→カーペンターが突破してトライまでずーっと連写で追いかけてます。

 

写真を撮りに行くための席取りをしないと難しいのは確かなのですが、これから楽しみです!

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神奈川県ラグビースクール一斉体験会を取材しました。

ご報告が遅くなりましたが、17日の日曜日、神奈川県ラグビースクールの一斉体験会の取材で、横浜ラグビースクールさんにお邪魔しました。

 

神奈川県ラグビーフットボール協会 | 普及育成委員会 | はじめてのラグビー 一斉体験会

 

横浜ラグビースクールは県下最大。にも関わらず、なのか、だからこそ、なのか、1学年当たり3~4人のコーチがついているのも印象的でした。

当日の模様はラグビーリパブリックで公開されています。

ねらいは「きっかけ」づくり。神奈川県RS、一斉体験会の裏側。|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)

 

ラグマガ本誌にも別原稿が載る…かも?

 

 

5月8日 武蔵野市でラグビーイベント。廣瀬氏やホラニ龍選手も!(4月24日追記しました)

毎春恒例の武蔵野市のスポーツイベントですが、4月に開催されるファミリースポーツフェアに加え、今年は5月8日(日)にラグビー関連のイベントがあるようです。

 

武蔵野市市報からご紹介。

Sports for All ラグビー

東京オリンピックパラリンピック等国際大会関連イベント

 

日時:5月8日(日) 10:30~15:00

場所:武蔵野市陸上競技場(入場無料)

 

1.体験コーナー(10:30~12:15)

トライ、ヒット、タックル、ゴールキックなどを、誰でも気軽に体験

 

2.フリータイム(12:15~13:00)

芝生の上で自由にラグビーボールを使えます。飲食物販売あり。

12:30~50で市内ラグビースクール(小学生)の模擬試合を観戦

 

3.トークイベント&ルール解説(13:00~13:30)

廣瀬俊朗氏、ホラニ龍コリニアシ氏、田村一博氏(ラグビーマガジン編集長)による、ラグビーの楽しさ、ルールなどの解説。横河武蔵野アトラスターズの選手による実演もあります。

 

4.実況解説付き試合観戦(13:30~15:00)

マンダラ東京ラグビーフットボールクラブと桐生ラガーズによる試合を実況解説を聞きながら観戦できます

(1,2は雨天中止、3,4は雨天実施)

 

意外と盛りだくさん…!

体験コーナーやフリータイムも天気が良ければ気持ちよさそうですし、何より芝生の上で体験できるのはいい!大人もまざって大丈夫かな…。

トークショーも廣瀬さんとホラニ選手、田村さんと珍しい(?)組み合わせな気がします。30分といわず1時間ぐらいと思ってしまうのが心情ですが、そのあとの解説もしてくれるのかな。どうなんだろう。といよりも、試合は1時間半ガチでやるのでしょうか…。席の移動とかあるから実質1時間ぐらいかな?などと気になるところはあるのですが、何せまだ情報がない!!市報に乗ってたのは上記がほぼすべてです…。

 

マンダラ東京というと僕自身はライブハウスのイメージがありますが、東日本トップクラブラグビーリーグでディビジョン1に参加している、40年の歴史を誇るクラブチームです。桐生ラガーズも同じく東日本トップクラブラグビーリーグに所属、ここもまた40年ほどの歴史があるようです。

 

近くに住んでいるので行ってみようと思いますが、お近くの方も、そうでない方もぜひー。

 ---4月24日追記---

武蔵野市の公式サイトに情報が出ていました。

冨岡鉄平さんもいらっしゃるようです!!

 

www.city.musashino.lg.jp

言いたいことを聞いてもらうために-アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…ポイズン、というフレーズは、中身はともかく頭に残っているのですが、言いたいことを聞いてもらうためにもまずは「注目」してもらわないといけない時代になったよね、という話からスタートします。

 

www.amazon.co.jp

 

著者のベン=パーさんは主にテクノロジー系のベンチャーをターゲットにする投資家。その活動の中で特に顕著になっている「いいものがあったって注目してもらえないなら意味がない」「情報過多の時代において注目はもはや希少資源である」という実感をもとに、じゃあ「注目」ってどういうものか、それが働く仕組みはどういうものか解き明かそうとしたのが本書。

 

まず1章で詳しく解説されるのが、「注目」の種類。たき火に例えて、3段階・3種類あるとする。

1つ目は点火のとき。即時の注目。無意識の反応のレベル。

2つ目は藁火(って言うの?私は初めて知った言葉でしたが)…短期の注目。ほかに何かがあると気が散ってしまうレベルだけれども、意識・集中が向いている段階。

3つ目がたき火として成立した状態。長期的に興味・関心が向けられている状態。

 

で、この注目が働くきっかけとして著者が唱えるのが、2章~8章で1つずつ紹介される7つのトリガー。

1つ目は無意識に働く「自動トリガー」。

2つ目は人の世界観や(意識・無意識にかかわらず)物事の捉え方に働きかける「フレーミングトリガー」。

3つ目は人の予想を覆す、こうなるだろうという期待をあえて裏切る「破壊トリガー」。

4つ目は「報酬トリガー」。外部的な報酬はもちろん、内部的・精神的な部分も含まれるもの。

5つ目の「評判トリガー」は、外部の専門家、あるいは大衆などの力を借りるもの。

6つ目はドラマなんかでよくあるような、「どうなっちゃうのー?」的な謎・サスペンス(クリフハンガーという言葉で紹介)による「ミステリートリガー」。

最後の7つ目が「承認トリガー」。いわゆるマズローの五段階欲求の最終段階である「承認欲求」、他者から認められたい、という思いに働きかけるもの。

 

こういう風にまとめると、それぞれのトリガーの背景や、内容そのものはマーケティング関連本や、心理学の本、人の意識に関する本などを読んだことがある人にとっては、どこかで聞いたような・知っていると感じるようなものかもしれません。ただ、それぞれの働きを「注目」という観点で考えてみるとどうか、あるいは組み合わせていくとどうか、あるいは実例は?といったところが満載。もちろんこれらは一般的な法則ではないので、個別のケースごとに考えていく必要があります。ただ、発想のヒントをまとめた本としてだけでもなかなか面白い。迷ったら、小林弘人氏の解説を読んでみてどうするか考えるのがよいかと思います。

honz.jp