休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

「写真」について/東京都写真美術館

よく晴れた日曜の日は、歩きやすい服装で外出したくなる。
のは、別に前からではなくて、最近ちょっとじっとしてるのが落ち着かないからだと思う。

さて、久々の写真美術館です。

日本の新進作家展vol.8「出発-6人のアーティストによる旅」
は、これからの活躍が期待される写真家、映像作家6人の作家による「旅」の表現。
それぞれ日本国内・海外・架空のもの、と別物でしたが、
その切り口として「日常」、その場の息遣い、存在感のようなものを見せようとしていたのが百々さんと内藤さんで、
その対比ではないけれど、いない、感覚とでも言えばいいのか、尾仲さんと百瀬さんの作品にはそういった切り口を感じました。
さわさんもそんな感じかなぁ。
旅の捉え方が外向的か、内向的か、といったへんにもつながるのかな。

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし
は新進作家展に比べると多く人が入っていて、ネームバリューの違いを感じる。
そのせいかちっちゃい子連れが多くて、なかなか集中できなかった。。。
余談ですが、小さいころから見に行くのはとてもいいことだと思うけど、
ベビーカーに乗ってるうちからよりは、もうちょっと成長してからのほうが・・・と思う。

見たことのある写真も多かったし、プリントも数が多くてサイズは小さいものが多かったので、
とりあえず一度ばーーーーって見て、気になったやつをじっくり見に行く、という、
写真をやってて、面白くて、最近話をさせてもらってる人に教えてもらった手法を試してみようとすると、
展示の最後に2人のコンタクトがあって、それと、入ってすぐのお互いを撮りあっている写真がハイライトだったと思う。
一見「撮れちゃった」風なんだけれども、いろんな不可抗力もありつつ、あくまでも「撮った」写真。
2人のシャッター数が決して多いとは思えないコンタクトを見て、そんな印象を新たにしました。


で、まぁこうして文字に起こそうとすると、写真を語ることの難しさみたいなものを感じる。
例の写真やってる人は結構それに対する言葉を持っていて(基本的にはぐちゃぐちゃで、
話をすることでちょっと形が見えだしたのは最近のようですが)、
その人の写真を見つつ、話をいろいろ聞かしてもらうのは非常に刺激的で面白かった。
自分で撮ってると違うのかな。
しばらく写真について考える機会が増えそうです。
この本も買わなきゃ。

眼の隠喩―視線の現象学 (ちくま学芸文庫)眼の隠喩―視線の現象学 (ちくま学芸文庫)
(2008/12/10)
多木 浩二

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