PRC総括と日本ラグビーの方向性
2019年のW杯自国開催に向けて、強化と人気回復が待ったなしの日本ラグビーですが、
実は日本代表の候補生という位置づけのジュニア・ジャパンチームが、
3月からパシフィック・ラグビーカップ(PRC)2013、ということで、
ニュージーランドやオーストラリアの大学生チームや、
世界最高峰リーグ、「スーパーラグビー」の2軍レベルの選手たちのチームとの試合を行っていました。
ジュニア・ジャパン「IRBパシフィックラグビーカップ2013」遠征、国内事前合宿スケジュール|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。
で、結果はどうだったかというと、全敗。
1つぐらいは勝つかなぁと思いましたが、惜しい試合もあったものの、結果は全敗でした。
しかし、実力差的には当然の結果。
佐々木隆道、林泰基、村田毅など実績のあるトップリーグのプレーヤーも参加していますが、
山沢拓也、重一生、坂手淳史など、10代の選手も多いメンバー。
どちらかといえば、「強い相手に自分たちのラグビーがどこまでできるのか」
がテーマだったと思われます。
ジュニア・ジャパン「IRBパシフィックラグビーカップ2013」遠征メンバー|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。
その意味ではスコアを見る限りでは「攻め続ける」ラグビーは貫徹できていた様子。
最近のジャパンはこれだけ点を取られることはあったけど、
これだけ点を取れるようになったのは最近のこと。
■PRC第1戦 ブリスベンアカデミー戦 試合結果 3月12日(火)
ジュニア・ジャパン 26 - 76 ブリスベンアカデミー■PRC第2戦 レッズカレッジXV戦 試合結果 3月18日(月)
ジュニア・ジャパン 14 - 59 レッズカレッジXV■PRC第3戦 シドニーアカデミー戦 試合結果 3月23日(土)
ジュニア・ジャパン 28 - 45 シドニーアカデミー■PRC第4戦 ブルーズデベロップメント戦 試合結果 3月28日(木)
ジュニア・ジャパン 19 - 43 ブルーズデベロップメント■PRC第5戦 ハイランダーズデベロップメント戦 4月2日(火)
ジュニア・ジャパン 10 - 63 ハイランダーズデベロップメント■PRC第6戦 ハリケーンズデベロップメント戦 試合結果 4月7日(日)
ジュニア・ジャパン 43 - 73 ハリケーンズデベロップメント
日本ラグビーをおっかけていた人からすると、チームで集まって1か月かそこらで、
それぞれの試合でしっかり得点機会を持てたことは素直に評価したいところですが、
とはいえ、よく知らない人から見れば惨敗のスコア。決して満足してはいけない・・・。
ブレイクダウンの争奪戦でマイボールをしっかりキープすることや、試合中足を止めないことも課題の様子。
ひとまず「攻め続ける」ための課題はまだまだ山積みのようですが、
最終的には 40 - 30 みたいなスコアで勝てるようになるのが理想なのかな。
日本選手権で素晴らしいタックルを連発していた坂手くんや、ずっと評価の高い山沢くん、小川くん
けがから復帰の藤田くん、など、映像で見たい選手がたくさんなのですが、
ラグビーウィークリーさん、総集編とかやんないっすか・・・。
単純にたくさん点が入る、トライシーンがあるラグビーは、
あまりラグビーを見ない人にとっても面白いとも思うのです。人気を得る、という意味でも。
以上、テキスト情報からしかまとめることができないのですが(J-Sportsに入りたい!)、
これからのジュニアジャパン、そしてジュニアジャパンよりも「上」の位置づけ、
本家の日本代表のパシフィック・ネーションズ、ウェールズ戦も楽しみです。