休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

ラグビーにまつわる様々な「なんで?」を考えるために/ラグビーをひもとく・李スンイル

ラグビーはどうして前に投げちゃいけないの?あのごちゃごちゃの中で何をやってるの?どうして反則があってもすぐに止めないの?……etcetc。

ラグビーを見たことがあれば誰しもが通りそうな疑問、あるいはおススメしようとすると必ず聞かれるアレコレを、その歴史・成り立ちやラグビー憲章をもとにたどっていく一冊。

 

 

ラグビーをひもとく 反則でも笛を吹かない理由 (集英社新書)

ラグビーをひもとく 反則でも笛を吹かない理由 (集英社新書)

 

 



著者の李さんは関東ラグビー協会でもレフリーを務めるフリーライター。過去に「青き闘球部」「もう一人の力道山」「ラグビーのみかた」などの著作もあり、ラグビーマガジンでもルールやレフリングに関する記事・コラムの実績をお持ちの方です。

そんな李さんが2015年ワールドカップ以後の盛り上がり、そして2019年の日本開催に向けてラグビーの魅力をより広く伝えるために、それぞれのプレーやシーンの背景に何があるのかを、歴史的な経緯などから文字通り「ひもといて」いきます。

 

本は「フットボール」の成り立ちから、ルール(規則)とロー(法)、レフリーとアンパイアという話からはじまり、オフサイドスクラム、ラック、モール、タックル、ラインアウトと、ラグビーの様々な要素に触れ、最後に「ラグビー憲章」についても解説します。種目としてのラグビーについてはもちろん、それぞれのプレーについて原理・原則、根幹にあるものは何か、というところから追っていく本書の内容は、他のラグビー関連本とは一味違った発見・面白さがあります。

 

最近ラグビーを見始めました、という人にはちょっと難しいかもしれないけれど、ラグビーをさらに深く見たい、友達を誘ったときにいろいろ聞かれたことに答えられるようになりたい、そんな人たちには特におすすめの1冊です。

 

 

本には関係ありませんが、セブンズすごいことになってきましたね!自分たちのペースをしっかり作って落ち着いた試合運びになってるように思います。今夜もがんばれー!