休日にライターのようにラグビーの取材をすることもある(けど最近お休み気味)

平日は私企業で営業マン、休日は時々ラグビーイベントとかの取材をしている30代男性のブログです。でも最近は本とか映画とかの話が多いです。

読書録

本を無くした/夢で会いましょう

夢で会いましょう (講談社文庫)(1986/06)村上 春樹糸井 重里商品詳細を見る会社で昼休みに読んでいたら、 ホンマにどうでもいい内容の電話で現実に引き戻され、 そこからこの本は行方知れず。 ものすごい集中していたというか、入り込んでいたところを無理矢…

データはウソをつかない/世論の曲解

世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)(2009/12/16)菅原琢商品詳細を見るデータはウソをつかない。 データを読み違えることはあっても、と。 新書らしくタイムリーというか、 2005年の郵政選挙〜直近の衆院選挙まで、 データがいかに読み解…

読みっぱなしはよくない/会計天国

会計天国(2009/04/21)竹内 謙礼 青木 寿幸商品詳細を見るはい、確かに最後まで読めます。 ストーリーがあることですんなり読んでいけると思います。 だからこそ、読みっぱなしにしやすい本というか。 この本で勉強する、というよりも、この本をきっかけに学…

「産みの苦しみ」とでも言いますか/1000の小説とバックベアード

1000の小説とバックベアード (新潮文庫)(2009/12/24)佐藤 友哉商品詳細を見る小説とは何か、を問い続ける小説。 物語の中で行われる自問自答、あるいは「小説」に対する絶望、希望、 そういったものは全ての創作活動に付きまとうものだと思うけれど、 「言葉…

片道で一回読めてしまうボリューム/額に汗する幸福論

本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論(2009/12/15)本田 直之しりあがり 寿商品詳細を見るあっという間に読み終えてしまいました。 読むというよりは、見る、ぐらいの勢いでどんどん進んでしまう一冊。この一冊で人生がどうこう!!って言うよりは ふとした…

提起している問題はわかるけど/名ばかり大学生

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)(2009/12/16)河本敏浩商品詳細を見る途中で放棄してしまったのに、こういうのもなんですが、微妙です。 まず全国学力研究会のテスト結果を示し、これでも大学に行ける現状についての問題を提起、 加えて少…

本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本

本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本(2009/03/19)内沼 晋太郎商品詳細を見るnumabooksの考え方と軌跡。本を巡る活動が、今面白いと思う。幅さんをはじめ、この本の著者内沼さん、ベテランでは松岡正剛。 いろんな人が紙の束としての本について、その…

本の美術史

本の美術誌―聖書からマルチメディアまで(1995/01)中川 素子商品詳細を見るかつて、本は神聖で不可侵なものであった。 美術のなかで「本」がいかに表現されてきたか、を追っていくうちに、 「本」が示すもの、それが象徴するものについて追っていくことにつな…

新教養主義宣言

新教養主義宣言(1999/12/25)山形 浩生商品詳細を見る著者の言うとおり、これは著者の過去の文書を集めただけのもの。 でも同時に20年以上の耐用年数がありそうだと感じたことも事実。 ここに書かれている問題やら議論やらは10年以上とくに進歩も見せていない…

わかったつもり

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)(2005/09/20)西林 克彦商品詳細を見るたぶん一回の量は少ないけど、4年で18刷と地味に売れ続け、最近平積みされているこの本。 「わかる」という状態はどういうもので、それはどういった過程から生ま…

道徳の系譜学

道徳の系譜学 (光文社古典新訳文庫)(2009/06/11)フリードリヒ ニーチェ商品詳細を見る非常に時間がかかりましたが、なんとか読了。 いちおう論文形式ということもあって、ほかのニーチェより格段に読みや すいけれども、苦戦したことは確か。自らを「よい」…

人生食堂100軒

人生食堂100軒(2009/11)小山 薫堂商品詳細を見る読了というか、一通り見終えたというか。 わかってはいたけれど、自分にはなかなか縁のないような「ちゃんとしたレストラン」がほとんど。 いつかこういう店の似合う大人になりたいと思うけれど、まだまだ先か…

日本でいちばん小さな出版社

日本でいちばん小さな出版社(2007/05/01)佃 由美子商品詳細を見る日本でいちばん小さな、でもトーハンと日販に口座を持ってる、出版社の奮闘記と言うか。。 出版という業界をある意味では読者に近い視点から見てはる、その切り口が面白いし、 大げさに言うな…

印度放浪

印度放浪 (朝日文庫)(1993/05)藤原 新也商品詳細を見る言葉にしてしまうのが難しいのですが。 例えば、僕がいかにインドに旅することに不可能性を感じたか、 なんだかんだと、この温室から抜け出したくないのだ、と気づいたりとか。高木正勝を聞きながら、眼…

戦略の不条理

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)(2009/10/16)菊澤研宗商品詳細を見る真に「合理的な行動」とは物理的世界、心理的世界、知性的世界の三つの側面を持つものであり、 これら全てを考慮に入れた戦略、つまりグランド・キュービック・ス…

闇の奥 ドラママチ

闇の奥 (光文社古典新訳文庫)(2009/09/08)ジョゼフ コンラッド商品詳細を見るわりとスムーズに読めた。 情景が浮かびやすかったというか。 「自らどんな体験であれ、生で感じたままを他人に伝えるのは不可能だ― 生の感覚こそが、その経験の真実であり、意味…

できそこないの男たち 東大で教えた就職学 ハタチの原点 歎異抄

できそこないの男たち (光文社新書)(2008/10/17)福岡伸一商品詳細を見る読み物として面白かった。 遺伝子のただでさえ想像するのが難しいような、 そしてその道を勉強したことのない人にはとっつきにくい世界での発見と、その解説。 AはBという性質を持っ…

希望学1

希望学1 希望を語る(2009/04/04)東大社研商品詳細を見る書いたのに消えちゃったよバカ。 またじっくり読みたいね。

君は永遠にそいつらより若い/名作の書き出し

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)(2009/05/11)津村 記久子商品詳細を見るポトスライムの船で芥川賞受賞の津村さんの本。 初めて読みました。 太宰治賞受賞作品だそうです。川原泉作品に出てきそうなイメージの主人公ホリガイさんですが、 当初のけだ…

おいしい店とのつきあい方

おいしい店とのつきあい方 (角川文庫)(2009/08/25)サカキ シンイチロウ商品詳細を見る外食産業のコンサルタントとして活躍する著者が、 「レストラン」を楽しむための方法について体験談などを交えてライトに語った一冊。 僕はどうしても「〜だよネ」ってい…

日本を変える「知」/東京から考える/人が輝くサービス

日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)(2009/05/22)芹沢 一也荻上 チキ商品詳細を見る会社で貰った本。 経済学、政治学、教育学、社会学、社会哲学の各分野から5人のセミナー内容を掲載。 シノドス、という交流を元ネタにしたもの、とのこと。 話の内容はセ…

本の現場

本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか(2009/07/14)永江 朗商品詳細を見る前々から読みたかった本。 とはいえ、これが書かれたあと(本書は2005年から2007年までの連載を加筆してまとめたもの) も本の現場は刻一刻と変化している。 アメリカでのキ…

無人島に生きる十六人

無人島に生きる十六人 (新潮文庫)(2003/06)須川 邦彦商品詳細を見る解説で椎名誠が「十六中年漂流記」なんて言い方をしていて、 さすが言い得て妙やなぁと思います。夜の海を若い人に見せると懐郷病になるから、とか、 希望を失うことが一番恐ろしいことだ、…

本屋さんになる!

『本屋さんになる!』 書店・古書店を独立開業するためのアイデアとノウハウ (CWSレクチャーブックス)(2004/07/14)岡崎武志+CWS商品詳細を見るサブタイトルほどアイデアとノウハウが具体的に載っているわけではないんですが、 多くの「小さな本屋さん」の紹介…

幸福について

幸福について―人生論 (新潮文庫)(1958/10)ショーペンハウアー商品詳細を見る健全な肉体に健全な精神が宿る、ってとこから始まって、 名誉とか他人が絡むことはどうやったってコントロールしきれないから気にしすぎたらアカン、 精神的に豊かでないと楽しめる…